塩ビシート防水

塩ビシート防水とは?

塩ビ(=塩化ビニール樹脂)で作られた防水シートを、下地に貼り付けて防水膜を形成する工法で、シート同士のジョイント部分を熱風で溶かして一体化させます。
つなぎ目部分はデリケートなため、施工不良があってはその隙間から雨水侵入を許してしまうことも。
確実な施工技術が要されます。

【代表的な工法】
□ 接着工法 ・・・ 接着剤を使用して直接下地に貼り付ける工法。水分を含みやすい下地の場合には不向き。
□ 機械的固定工法 ・・・ 絶縁シートを敷き、等間隔に設置した円盤に熱溶着を行う工法。騒音が出るので周辺への配慮が必要。


メリット

□ 紫外線・熱・オゾンに優れた耐久性
□ 色・模様など、バリエーション豊富なデザイン
□ 高い伸縮率と耐摩耗性
□ 保護層なしで軽歩行が可能
□ 鳥害・鳥のついばみによる穴開けが発生しにくい
□ 下地の撤去や下地調整がほぼ不要


デメリット

□ 下地が平らである必要がある
□ シートを急に曲げると切れやすい
□ シート材を柔らかくさせる『可塑剤』が気化すると割れやすい(約10~15年)


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